J-Brides的アカデミー授賞式(2012年)ファッションチェック その1

こんにちは。横田@スタジオバラックです。

先日27日に第84回アカデミー賞授賞式が開催されました。さっそく米ファッション誌「ヴォーグ」が選ぶベストドレッサー賞も発表されたところで今年も超個人的感想をつづらせていただきたいと思います。

まず、全体的な印象として「なんとなく地味・・・」言いかえれば「シック」ということなのでしょうか、そんな印象でした。昨年はホストのアナ・ハサウェイが7回も着替えてそれだけでも華やかでしたが、今年はビリー・クリスタル(安心して見ていられる?)に戻ったことも一因かもしれません。
が、よりシンプルに、よりナチュラルに・・という方向性がますます全体的に加速していっているような気がしました。

何しろ、ジュエリー使いが控え目というより「何もつけない派」が出現し始めたのです。厳密にいえば、「ダウンスタイルのヘアに隠れてほぼみえないけど実はつけているダイヤのピアス」とか「上半身だけ見ると何も着けていないよう見えて実は大胆なバングルをひとつつけている」とか、様々ではあったかと思います。

フォーマルの場で華やかさは必要不可欠なものです。あまりにカジュアル(日常に近い装い)だったりするのは失礼になってしまうこともある。。。というのは常識ですし、ネックレスはなくても華やかなイヤリングだけはポイントで着けるセレブファッションも見慣れていましたが、まさか「何も着けない」がアリとは思ってもいませんでした。


まさかの「ジュエリー着けない派(?)」グィネス・パルトロウ、ルーニー・マーラ、アンジョリーナ・ジョリー

米ヴォーグ誌の選ぶベストドレッサーにも選ばれたグィネス・パルトロウは、確かにトム・フォードのシンプルな白いドレスが彼女の美しさを最大限に引きたてていますね。そして、メイクまでもシックで色味がなく、ジュエリーも何も着けておらず。。。と思いきや、ポイントに大ぶりのバングルをつけています。

この誰にも真似できなそうな難易度の高い究極のバランス!ベストドレッサーたる所以ですね。

他に、目についたのがルーニー・マーラとアンジョリーナ・ジョリー。この方々も、一見着けてない派、なのですが、すごく華やかですよね。そう、真っ赤なリップがポイントのメイクでこれだけ美しく堂々とした華やかさを醸しているのです。

ルーニー・マーラは「ドラゴンタトゥーの女」の予告CMでピアス顔ばかりみていたので、レッドカーペット上の美しい御姿になんだかホッとしたのは私ばかりではないことでしょう。役作りに合わせて今までは黒ドレスばかりチョイスされていたそうですが、今回は朝まで悩んでこの白いドレスにしたそう。

一方で、このお二人はベストドレッサーとしての高い評価をされる一方、反対の意見もあるようです。
ルーニー・マーラに対しては、最低でもイヤリングだけはつけるべき、との意見もあるそうですし、アンジーの美脚披露に対しては、賛否両論。
でもこれだけ話題をさらったことはさすがアンジー、とう感じですね。(*何の事?という方は「アンジーの右足」で検索してみて下さいネ!)

結論です。
マイナスの美学のお手本のようなベストドレッサー達でしたが、ここまでシンプルに装っても華やかさを失わず美しく輝いている、というのは、やはりその人のパーソナリティの魅力によるものだと思います。
そして、鮮やかなリップをつけるだけでジュエリーを着用するのに匹敵する華やかさを演出できる方は、そうそうおりません。

このくらい究極の難易度の高い装いは、絶対庶民は真似できない!!ということも実感したレッドカーペットでした。

・・・とはいえ、ジュエリーデザイナーとしては、「ジュエリーは着けたほうがよい!」に1票です。

PS:ちなみに。。ベストドレッサーも他に米ハーパーズ・バザー誌オンライン版が追って別の10名を発表しました。ベスト1はヴォーグ誌と同じグィネス・パルトロウなのですが、他が微妙に違っているところが評価もいろいろだということがわかって興味深いですね。

(超個人的ベストドレッサーの話題は、その2にまだまだ続きます。)


:::::::::

日本の花嫁のウェディングスタイル研究会J-Brides Laboratory は、ウェディングドレスメーカーとアクセサリーメーカーにより企画運営されている日本の花嫁の装い・コーディネイトの可能性を探る研究会です。

:::::::::

各アイテムのご購入方法、その他それぞれの詳細については各担当にお問い合わせくださいませ。

ウェディングドレス crea
アクセサリー 有)スタジオバラック / スタジオバラック小売販売代理店citta